瑠璃といいますと、深く濃い青色の宝石で、ラピスラズリとして有名です。仏教ではこの瑠璃は、七宝のひとつに数えられています。金、銀、瑪瑙(めのう)、瑠璃、硨磲(しゃこ)、真珠、玫瑰(まいかい)が七宝です。
お経によって七宝の種類は少し違いますけれど、極楽世界には、不可思議な力を持つ水がなみなみと湛えられている七宝でできた池があります。池の底一面には黄金の砂が敷き詰められ、また四方には金・銀・瑠璃・水晶でできた階段があります。岸の上には七宝で造られた楼閣があります。池には車輪のように大きな蓮の花が咲いていて、青い花は青い光を、黄色い花は黄色い光を、赤い花は赤い光を、白い花は白い光を放ち、いずれも美しく、その香りは気高く清らかです。と、極楽世界はこのようなところだと説かれています。
いずれにしても、ラピスラズリは、世界各地で「神につながる石」「天空を象徴する聖なる石」として神聖視され、この石を護符や、様々な儀式や呪術に用いたりされているそうです。幸運をもたらすパワーストーンとして有名なこの宝石はお薬師さまにぴったりかもしれませんね。
しっかし、よく降りますねぇ。今日も楽しい一日を。