ささのはさ~らさら~♪

 朝から大雨の京都東山です。今日は七夕ですが、星空は拝めそうにありませんので、笹竹に願い事や飾り物を吊るして、祈ることにしますか。あわせて、童謡「うれしいひなまつり」は最後まで歌えませんが、唱歌「七夕さま」は歌えそうですので、人知れず歌ってみます。しかし、童謡、唱歌は今の子供たちにとっては歌詞が難しそうですね。のきばって何?みたいな。
 それで、なぜ笹なのかを調べてみますと、諸説あるようですが、笹の葉には抗菌効果があり、そもそも七夕はお盆入りの行事でもあったので、ご先祖様へのお供物などの下に敷くなどして防腐用として使用されていたところからだ、とか、笹は天に向かって真っ直ぐ伸びるので「願い事が天の神さまに届きますように」と祈りを捧げる(ささげる)という意味があるからとも言われているようです。

 このようなことを考えますと、短冊に願い事を書くことは祈り、そして、飾り物は天の神さまへのお供え物だということがわかります。願い事をしたり、祈りを捧げるときにはお布施をして、真心、気持ちを表すことが大切ですね。

 様々な伝承や習俗が重なって現在の七夕となっていますが、要は、天に向かって、また、あの世のご先祖様へ祈りを捧げる日なのだと思います。今日も楽しい一日を。