茅の輪くぐり

八坂神社

 昨夜もよく降りました京都東山です。さて、今年も半分が過ぎましたが、いかがお過ごしでしょうか。私は「夏越の祓(なごしのはらえ)」で、茅の輪くぐりの参拝をしに、八坂神社へ行ってまいりました。

 「茅の輪」前には、茅の輪くぐりをされる方々が順番待ちをされていました。茅の輪くぐりとは、茅で作られた大きな輪をくぐることによって心や身体を清め、無病息災や厄除け、家内安全を願う習慣ですね。茅は、古来から「身についてしまった厄を払うもの」「神聖なもの」として重要な役割を果たしてきました。祇園祭の粽も茅で作られていて、「蘇民将来子孫也」という護符がつけられています。

  神話では、備後国(現広島県東部)で暮らしていた蘇民将来が、旅の途中に宿を求めて訪れたスサノオノミコトを、貧しいながらも喜んでもてなし、その恩返しとして「疫病を逃れるために、茅の輪を腰につけなさい」との教えを授かり、難を逃れたとされています。現在の茅の輪くぐりは、蘇民将来が腰につけていた茅の輪が、長い歴史を経て大きくなって人がくぐり抜けるものになったものといわれているそうです。

 八坂神社の案内板には「蘇民将来子孫也」と唱えながらくぐってくださいとだけ書いてありましたが、一般的にはこのように、

  1. 1周目:正面でお辞儀、左足で茅の輪をまたぎ、左回りで正面に戻る
  2. 2周目:正面でお辞儀、右足で茅の輪をまたぎ、右回りで正面に戻る
  3. 3周目:正面でお辞儀、左足で茅の輪をまたぎ、左回りで正面に戻る
  4. 正面でお辞儀、左足で茅の輪をまたぎ、参拝へ

 つまり、8の字を書くようにくぐるのですね、なるほどです。(しょうぐうさんブログなどから)

 普段、われわれは懺悔文を読みますけれども、神さまにもお願いをしてお祓いしていただくとしますか。今日も楽しい一日を。