開催にあたり、全参加寺社の情報が1冊にまとめられたガイドブック「拝観の手引」が販売されます。その最後のページに「非公開文化財を拝観される方へ」と題し、古文化保存協会についての活動も含めメッセージが掲載されていますので、ぜひご一読いただき、クラウドファンディング等にご協力いただきたくここに転載させていただきます。
ーここからー
京都は、文化財の宝庫といわれており、日本各地からはもちろん、国外からも多くの拝観者が訪れてきます。
これらの文化財は、先人が築き上げてきた豊かな伝統文化を「文化遺産」として時代を超えて継承されながら、拝観する人の心を抱えてまいりました。
公益財団法人京都古文化保存協会は、古文化財の維持保存ならびにその文化的活用を図り、文化財愛護に寄与するための活動を行っております。中でも歴史芸術的文化財を、国内はもとより全世界に向け、その重要性を継承していくことの意義を広く伝え、国民の文化的向上と世界文化の進歩に貢献することを目的としています。
春と秋に運営しております「非公開文化財特別公開」では普段公開されていない貴重な文化財に触れていただくことで、文化財愛護の精神を広く助長することを目的としています。国民全体の共有遺産としての国民個々の認識をもち、この貴重な文化財を未来に向けて子孫につたえていく。これが今生きる私達の使命であるのです。将来その素晴らしい文化財を享受してくれる未来に思いを馳せてご拝観くださいますようお願い申し上げます。
「拝観の手引」は各回毎に公開法人様の解説書になっています。ご覧いただき文化財を知って頂く一助となり、文化財保護の為に少しでもお役立て頂けたら幸いです。
最後になりましたが皆様から頂戴しました拝観料は、貴重な文化財を未来に伝えるため、保存修理・修復・維持管理等に充当されております。厚く御礼申し上げます。
合掌
ーここまでー
では、今日も楽しい一日を。