納骨について

 今朝は雨模様の京都です。さて、意外と多いお問い合わせに納骨の時期についてがあります。実際のところ納骨時期は特に決まりはなく、私は、四十九日の法要日にされたらいかがでしょうか、とお答えしています。しばらくお宅に安置されて一周忌の法要時に行われる方もおられますし、百箇日法要の時に行われる方もおられます。

 ただ、亡くなられた方は阿弥陀さまのもとへ行かれるので、悲しみも癒えないかもしれませんが、早めに納骨して、故人をあの世へ送って、これからしっかり生きていくぞという気持ちを持つことが大切だと思います。

 墓地に納骨する時は、事前に菩提寺へ連絡して、お寺または自宅のお仏前で納骨法要をしていただきましょう。そして、墓地での読経も依頼します。ゆえに、お墓は前もってきれいに掃除して、お花、線香、蝋燭、お供物を準備しておきます。納骨の業務は石材店が行ってくれますので、そちらへも、事前に連絡しておきましょう。読経が終わればお供物はお下がりとして持ち帰り、みんなで分けていただきます。お墓にそのまま置いておくと、腐敗したり、カラスが散らかしたりしますので。

 なお、埋葬するときは「埋葬許可証」が必要となりますから、忘れないように持参して、墓地管理者に提出します。大体はこんな感じだと思います。

 ところで、午後から旅チャンネル「京都よろづ観光帖」の取材がありました。テレビで雙林寺が紹介されることは非常に珍しいことなので、今から楽しみです。5月9日から放送されるそうです。では、今日も楽しい一日を。