お地蔵さん

午後から雨は止むのでしょうか。今日はお地蔵さまのご縁日にて朝からお勤めです。

お地蔵さまは長者の息子で、獅子奮迅具足万行如来という仏さまに出会い、そのお姿の尊さ、お美しさに感動され、「私も六道の罪で苦しんでいる人たちを救い仏になろう」とお誓いをたてられ、今も修行されています。丸い童顔に赤い涎掛けの僧形は、親しみやすく、我々を和ませてくださいます。道祖神的な信仰もあり、時代劇でよく見かけます。特に「賽の河原」のお話は有名で、幼い子供が親より先に亡くなってしまい親孝行ができず、その恩に報いるため、賽の河原で小石を積み塔をつくって果たそうとします。ところが、積み上げると鬼がやって来て、せっかく積んだ塔を壊わし、また「積め」と責めたてます。困った子供は、「許して下さい」と何度もお願いしているところにお地蔵さまがお出ましになり、衣の袖にかくまって、子供を守って下さるというお話です。

東山山頂公園に繋がるトレイルコースにも、ところどころにお地蔵さまが祀られています。たくさんの小石が一緒に積まれているのを見ると、このお話を思い出して切なくなります。

おんかかかびさまえいそわか 今日も楽しい一日を。