晴れ空の京都東山です。今日は夏至となります。【鈍陽極まって一陽地下に生ず。この日雷ある夏は三伏涼しと云う】と暦に書いてありました。
ご存知のとおり、北半球では1年で最も日が長い日です。ちなみに、1年で最も日が短い冬至と比べますと、北海道の根室では約6時間半、東京では約4時間40分も日が長くなるそうです。今日の京都の日の出は、4時44分、日の入りは19時15分となっています。
この季節、京都で話題にのぼるのが「鱧(はも)」です。鱧といいますと、鋭い歯に白い身、そして、料理人の技がひかる「骨切り」です。いただき方としては、梅肉を添える湯引き、天ぷら、土瓶蒸し、鱧寿司…と、いろいろありますが、そのどれもが、京都は夏だなあと感じます。最近では「鱧かつ」や「鱧かつサンド」なるメニューも登場しているそうです。一度賞味してみたいものです。
それから、「水無月」という和菓子が店頭に並び始めます。氷を模した三角形のういろうに、邪気払いの意味がある小豆がのせてある和菓子です。いよいよ本格的な夏がやってきますねー。今日も楽しい一日を。