昨夜半から降り始めた雨が今も降っています京都東山です。今日でゴールデンウイークが済みますが、楽しい連休をお過ごしになられましたでしょうか。お仕事の方はお疲れさまです。
さて、今年は5月17日(土)午後2時から壬生寺において、京都十二薬師霊場会の巡礼法要が執り行われます。ご自由にご参拝可能です。
この巡礼法要は、平成の霊場会復興日を記念として、毎年5月に各霊場の住職が集まって営む法要です。第1番から順番に会場を移して、今回から二巡目となりました。(ただし、会場の都合により開催されない霊場があります)
京都十二薬師霊場とは、そもそも、平安時代より京の都で、薬師詣りが盛んに行われていたことがはじまりです。特に、信仰を集めていた十二か寺のお薬師さまに、無病息災、当病平癒、厄難消除、所願成就などの願をかけて、順に巡る風習です。江戸時代の「薬師霊場記」にその様子が詳しく書かれています。
霊場の呼び名と寺院も時代によって変わり、江戸時代の天明の頃には、現在の十二か寺になったようです。薬師十二所参り、都十二薬師、洛陽十二薬師等とも呼ばれたりしますが、同じ巡拝信仰です。現在の霊場会としては、約80年の中断の後、平成24年5月12日に新たに復興しました。各霊場毎に朱印を授与していますので、法要と併せて、みなさまのご参拝をお待ちしております。今日も楽しい一日を。