曇り空の京都東山です。今日は「一粒の籾が万倍にも実り、立派な稲穂になる」という「一粒万倍日」となります。一般的に何かを始めるのによい日といわれていますが、暦を見ますと、「陰徳を積み慈悲を施し、善事を行うことを主旨とした日」と書かれてあります。種を大切に育てるように、つまり、「積善の家に余慶あり」ということを認識する日で、善を積まなければ、万倍にならないということなのですね。報恩経が由来だという説も聞いたことがあります。また、大安で、吉日にてすべて進んでよしです。
そして、5月第2日曜日の「母の日」です。感謝の気持ちを込めて、カーネーションを贈る日にもなっていますよね。何でも、色ごとに花言葉が違うそうなのです。
- 赤色:「母への愛」「母の愛」「純粋な愛」「真実の愛」
- ピンク色:「感謝」「気品」「あたたかい心」「美しい仕草」
- オレンジ色:「熱烈な愛」「純粋な愛」
- 黄色:「美」「友情」「軽蔑」「嫉妬」
- 緑色:「癒し」
- 青色:「永遠の幸福」
- 紫色:「気品」「誇り」
- 黒に近い濃い赤色:「心の哀しみ」「欲望」
- 白色:「私の愛情は生きている」「尊敬」
亡き母には白色を贈ったり、黄色は「軽蔑」「嫉妬」、黒に近い濃い赤色は「心の哀しみ」を意味しますから、贈るときには、色にも注意したほうがよさそうですよ。
また、とあるアンケート調査によりますと、「母の日にもらってうれしかったギフト」の第1位は、やはり「花」でした。第2位は「スイーツ」。第3位の「その他」とした人からは、「遠くに住んでいるため、元気に暮らしていることが分かることが一番うれしい」、「普段は怒ってばかりだが、子供から感謝の手紙をもらってとても心に響いた」といった、電話や手紙などで「感謝の気持ちが言葉で伝わるのがうれしい」というコメントだったそうです。
お花はやがて枯れて、スイーツも食べるとなくなってしまいますが、子供たちからかけられる感謝の一言は、お母さま方にとっては、いちばんうれしい潤いの水となるのではないでしょうか。今日も楽しい一日を。