しょうぐうさん |
さて、昨日はお釈迦さまお悟りの日でしたが、そこには「中道(ちゅうどう)」の教えもあります。
【お釈迦さまは六年間の苦行を止め、スジャータより乳粥を供養された後、瞑想(坐禅止観)に入られて悟りを開き仏陀となられました。
お釈迦さまの説く教えでは、人間は二つの極端に陥っているとされます。ある人は苦行によって肉体を消耗させ、またある人は欲望を追い求めている。どちらの方法でも悟りに至ることはできず、苦と楽の両極端を離れて〈中道〉を生きる、つまり、何事にもとらわれず、正しい判断と行動を続ければ悟りを開くことができるとされました。
〈中道〉とは〈諸法実相〉であり、あらゆる存在・現象がそのまま真実の姿であるということを意味します。あらゆるものの背後にある真実のすがたを把握するようにつとめなさいと、お釈迦さまは教えてくださっています。】
私たちは知識経験や、快不快など、とにかく良し悪しや比較したり、物事を区別したり、しがちです。そのような主観で物を見ないようにしようといったところでしょうか。今日も楽しい一日を。