鰤の日


 曇り空の京都東山です。気温が10℃くらいになると寒いですね暖房しても、隙間風が微妙に堪えます。
 さて今日は、「鰤の日」だそうです。12月のことを「師走」ともいいますが、魚へんに「師」と書くことと、「ぶ(2)り(0)」と読む語呂合わせから制定されたそうです。

 鰤は成長によって呼び名が変わる「出世魚」といわれ、縁起が良いさかなとされていて、大晦日やお正月に食べられます。ちなみに関西では、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリと呼ばれますが、各地によって、いろいろな名前があるようです。

 また、鰤の語源としては、「アブラ」が「ブラ」へ、さらに転訛し「ブリ」となったという説や、身が赤くて「ブリブリ」しているからといった説があるそうですが、「ブリブリ」て、機嫌が悪い時の表現じゃ?

 とにかく、鰤は冬を代表する魚のひとつですよね。特に、DHAやEPAといったオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、これらは心血管系の健康を保つために必要ですし、また、ビタミンDやビタミンB群、ミネラルも豊富で、免疫力の向上や疲労回復に役立つとのことです。さらに、鰤の脂肪は良質なもので、適度に摂取することで健康維持に貢献するとのことでした。

 特に冬の時期に脂がのった鰤は、さまざまなお料理でいただくことができます。刺身、照り焼き、鰤しゃぶ、鰤大根などなど。これから、鰤しゃぶなんかで温まりながら、寒い冬を乗り越えていきたいと思います。今日も楽しい一日を。