護摩木

 曇り空の京都東山です。昨夜は少し雨が降っていました。今日の最高気温は23℃となっています。全国的に暖かくなりそうです。しっかし、着るものに困りますよね。

 今日は、ポッキー&プリッツの日だそうです。江崎グリコ株式会社が同社の製品「ポッキー」や「プリッツ」を4本並べると「1111」に見えるところから、1999(平成11)年に制定されたということです。

 護摩添木で真似てみましたが、いかがでしょうか。添木には、願主の願意、名前が書けるように平たく作られています。そもそも護摩木には、長短2種類ありまして、木を切り倒して護摩木の長さで輪切りにして、斧や鉈を使用して1本ずつ作成します。比叡山での修行中は護摩木製作の時間もあって、鉈で指を落とさないように慎重に作ったものです。ですが、雙林寺は製材所に依頼して仕入れています。

 長さが1尺で親指よりも少し太いものを「積木(しゃくぼく)」といいます。それに対して短い護摩木は「乳木(にゅうぼく)」といいまして、長さ5寸で、小指より少し細い太さに作ります。これは、両方のお乳の間の長さにほぼ等しいことからのようです。

 お寺によっては護摩を修しておられないところもありますが、護摩添木が置いてあるところでは、ぜひ願意とお名前を記して奉納しておまいりしましょう。今日も楽しい一日を。