イワシの日

 

 昨日から雨が降ったりやんだりの京都東山です。気温も低くなったのですが、湿度が高くて過ごしやすいのかどうなのか微妙なところです。

 さて、今日は「イワシの日」だそうです。「い(1)わ(0)し(4)」と読む語呂合わせから大阪府多獲性魚有効利用検討会(大阪おさかな健康食品協議会)によって1985(昭和60)年に制定されたとのことです。

 イワシについて調べてみますと、名前の由来としては、諸説あるようですが、水から出すとすぐに弱って死んでしまう魚であることの「よわし」が「いわし」となったという説で、これは魚へんに「弱」と書く漢字の由来でもあるようです。他には、貴族の食べない卑しい魚という意味で「いやし」から「いわし」になったとする説もありました。

 そしてイワシは、良質なたんぱく質と脂質に富んでいます。カルシウム・マグネシウム・リンなど骨の形成に不可欠のミネラルも豊富に含まれていて、EPA、DHAの働きで血液をサラサラにして、動脈硬化、高血圧予防などに効果があります。さらに、タウリンも含まれていて、肝臓や疲労回復などにも効果があるという非常に健康によい魚ということがわかりました。

 ということで、「イワシを毎日食べて健康になるぞぉ」と毎日食べ始めてはみるものの、やっぱり口には合わないとか言って止めてしまうことは往々にしてあることです。ところが、好きな食べ物は、決心しなくても毎日大量に食べることができます。体に悪いとわかっていても止められない。これは自分のワガママで、心を満たしているだけのことなので、あなたの体から言わせると「止めてくれ」ですよね。このようなところにも、「己を忘れて他を利する」の精神が必要かもしれません。今日も楽しい一日を。