柿の日

 

雙林寺向かいの柿の木
 曇り空の京都東山です。昨日は、「京都市名勝円山公園利活用検討会」が開催されました。私事、委員を務めていますので、参加してきました。円山公園を名勝の名にふさわしく、多くの市民や観光客に親しまれる公園とするために、議論や検討を行うという組織です。

 主な事業としましては、円山公園東山ウォーク、円山マルシェ、秋の「キクタニギク」などの展示とお花見会、などがあります。実は、雙林寺周辺も円山公園となっていて、このあたりの整備も進めてもらいたいのですが、予算とかいろいろ課題は多そうです。

 さて、今日は柿の日なのだそうです。明治28年10月26日、正岡子規が奈良に滞在していたときに、かの有名な名句「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」を詠んだとされることから、平成17年に全国果樹研究連合会カキ部会が、柿の販売促進を目的に定めたとのことです。

 柿の木は、雙林寺お向かいの菊乃井無碍山房さんの前にもあります。私が子供の頃、もともとここにはおばあさんがお住まいで、たくさん柿がなるものですから、いただくこともありましたが、剥いてもよく食べさせてくださいました。それから50年以上経ちまして、この木もいよいよ老木となってきました。今朝見ると、柿はもうありませんでしたが、いろいろな記憶がよみがえってきます。今日も楽しい一日を。