しょうぐうさん |
気候がよいので、スポーツだとか行楽だとか行動的な秋というのはわかるけれども、秋に限って「食欲の秋」といわれるのはなぜだろうか?ということ仰る方がおられました。食欲は年がら年中あるので、秋に限っていうのは、言われてみると確かに不思議に思いました。それは、行動的になるからだとか、冬に向かって栄養を貯めこもうと体がいつもより欲するのだとか自由な発言で話が盛り上がってました。
仏教では「欲に対しては道徳を守るようにしましょう」といわれます。食欲であれば、断食せよ、とかそういう食べないことではなくて、食べ過ぎないようにしましょうです。あるいは、体に迷惑をかけないように食べましょうです。
例えば、私たちはご飯を食べなければなりません。ところが、お菓子など間食は必要ないような感じです。食後のデザートなんかも不要かも知れません。つまり、生命維持や活動の源に欠かせないものと、ただ単においしくて自分がとにかく食べたいものとに区別して、しっかりと理解しようということです。そうすると、体にとって欠かせないものと、自分が食べたいだけの欲しいものとに区別ができるようになって、食欲の沼から脱出できる1歩になるというわけです。
こんな感じで、他の欲からも解放されていけるんじゃないのかなと思うのですけど、そう簡単にはいかないですね。今日も楽しい一日を。