三年坂

三年坂
 いいお天気の京都東山です。昨日の気温は30℃を超えたそうで、今日も暑くなりそうです。今日は大安で、「吉日にて万事進んでよし」となります。いいことあるかもしれませんね。

 ところで、所用にて三年坂の方へ行ってまいりました。この辺りは多国籍観光客で賑わっており、私には、用事がないと滅多に行かないエリアとなっていますが、久しぶりの景色は子供の頃とはがらりと変わっていまして、電線類が地中化になって、つまり電柱がなくなって、ちょっとしたテーマパークっぽい印象を受けます。いやいや、昔ながらの街並みなのか。

 写真に写っている桜は先日倒れてしまって、現在はありません。そのおかげで見晴らしがよくなって、写真を撮影されたい方がお店の前で並んでおられました。ちょうど、吉田カバンのお店があるんですよね。

 この三年坂には、ちょっと怖いエピソードがあります。この坂で転ぶと、三年の内に死んでしまうというのです。坂の途中にあるお店では、魔除けの瓢箪が販売されていますから、このお話には信憑性がありそうです。

 また、三年坂は産寧坂とも呼ばれるのですが、「お産が寧か(やすらか)でありますように」と、清水寺にある子安観音へ祈願にお参りする妊婦さんが、大きなお腹なので転ばないようにと注意を促すために呼び方を変えたんだとか、こんなエピソードもあります。この坂で転んでポックリ死んでしまったなんてことになっては大変ですからね。

 これらは子供の時から聞いているエピソードなので、三年坂では、自然と足に力が入って足元に注意しながらしっかりと歩くのでした。みなさまもご注意を。今日も楽しい一日を。