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| しょうぐうさん |
さて、節分に多くのお寺で行われるのは「日数心経」です。般若心経を1年の日数分、つまり365回読んで、向こう1年の除災招福を祈る法会です。しかし、1人で唱えるとなるとたいへんなので、複数のお坊さんが交代で読まれるところもありますし、たくさんの檀信徒さんが集まって、例えば365人集まれば、1回で済ませるという効率化を図るところもあります。この方法は、大般若転読というお勤めも、お経本を上からパラパラと落とすようにめくるお作法で600巻分お経を読んだことにしたりします。
ちなみに、「般若心経」の正式名称は「摩訶般若波羅蜜多心経」です。略して「心経」と普段呼んでいます。摩訶とは、「偉大なる」で、般若は「智慧」、波羅蜜多は「向こう岸に渡る」という意味です。つまり、「彼岸に渡るための偉大な智慧」のことで、大切なお経だから「心経」なのです。心臓の「心」、中心の「心」なのです。宗派によっては読まないところもあるようですが、天台宗では、祈祷をする時など、普段からよく読むお経のひとつです。修行中は毎日50回くらい読んでいたような気がします。
お経は暗唱する必要はありませんけれども、毎日読んでいるといつのまにか覚えてしまいますね。今日も楽しい一日を。

