恵心僧都源信さま

しょうぐうさん
 いいお天気の京都東山です。30℃近くまで気温が上がりそうです。さて今日は、日本浄土教の祖といわれる「恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)さま」のご命日となります。

天台宗公式ホームページから抜粋しますと、

【恵心僧都は「往生要集(おうじょうようしゅう)」を著し、また念仏結社や迎講(むかえこう)を結成して叡山浄土教を大成し、のちに法然上人、親鸞聖人、真盛上人など浄土念仏の祖師方を比叡から輩出する礎を築かれました。

 また一方、「一乗要決」を著して霊山釈迦講を始修するなど法華信仰を宣布され、「朝法華夕念仏」という天台仏教の伝統を育くまれました。

 寛仁元年(1017)六月十日、二十五三昧会(にじゅうござんまいえ)の臨終作法により仏手の縷(いと)を自らの手に執り、弥陀の相好「面善円浄(めんぜんえんじょう)」の文を誦えつつ入滅されました。

 なお『往生要集』の「臨終行儀」には、一心に阿弥陀仏を称念する「十念」をすすめているが、特に「臨終の一念は百年の業(ごう)(修行)に勝る」と述べており、いのち終らんとする最後の瞬間の一念の大切さを説いています。】

 天台宗典編纂所監修による「源信さん 浄土教の祖」という大変読みやすい書籍が発行されていますので、ご一読いただければと思います。今日も楽しい一日を。