晋山

しょうぐうさん
 曇り空の京都東山です。雨上がりで湿度が高く感じられます。

 さて、ご縁のあるお寺で晋山がありました。晋は「すすむ」という意味で、山は寺院のことを指します。つまり、新任の僧侶が、住職としてそのお寺(山)にすすみ、入ることを「晋山(しんざん)」といいます。晋山式は、それをお祝いする儀式、いわゆる新住職着任式のことです。

 ちなみに、なぜ、お寺のことを「山」というのかといいますと、もともと寺院は山に建てられることが多かったことから、「○○山」と山の名がつくようになりました。これを「山号」といいます。

 ところが、山ではなく、平地に建てられた寺院にも山号がついていますが、これは寺院を象徴するためにつけられている名前です。このことから、寺の境内を「山内」と呼びますし、お寺の門のことを「山門」と呼びますね。

 長年支えてこられた先代住職の法灯を継承され、ますますご活躍されること、合わせて法身堅固福寿無量をご祈念申し上げます。今日も楽しい一日を。