郵政記念日

絵馬
 晴れ空の京都東山です。雙林寺界隈では毎日ウグイスが鳴いています、「ほう、法華経」です。また、ツツジが咲き始めていい陽気です。

 さて、今日は「郵政記念日」となります。1871(明治4)年の今日、郵便制度が始まったことにちなんで、1934(昭和9)年に当時の逓信省が「逓信記念日」と制定したのが始まりで、1950(昭和25)年に「郵政記念日」と改称されたということです。

 そもそも日本最古の郵便は、聖徳太子が随へ送ったあの有名な「日出処天子至書日没処天子無恙... 」だと言われているそうです。大化の改新のころには 「伝馬」といって、馬で手紙や物などを運んでたそうですよ。

 仏さまにも馬で手紙が出せますよね、「絵馬」です。雙林寺はいわゆる「祈祷寺、祈願寺」というカテゴリに分類されると思われますので、ご参拝の折には、是非とも絵馬にお願い事を手紙のように書いて、ご奉納をお願い致します。聖天さま用の絵馬を作りましたら、おかげさまで、「これは珍しい」と評判です。ありがとうございます。

 ということで、昔は、人や馬が長い時間をかけて目的地まで走って手紙を届けていただいていたとは頭が下がります。現在では、車やバイクなどで郵便物が運ばれるようになったとはいえ、距離に関係なく全国同じ金額で届けてもらえるのも、ありがたいことですよね。今日も楽しい一日を。