啓蟄

 雨模様となっています京都東山です。ただいまの気温は7℃くらいですが、10℃未満ですと少し寒いですね。

 ところで、最近、雙林寺へも外国人の方が朱印を求めて来られるようになりました。「stamp!」とか、言われます。私は外国語はまったくだめですが、「知っている単語を連発すればなんとかなる」ということが、分かってきましたので、何かしら発言するように心がけています。「have a nice day!」とか。ただし、英語以外の外国語はどうにもなりません、、、。

 さて今日は、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」となります。暦には、「艶陽の気に誘はれて諸虫地上に出ずるなり」と記載されています。また、七十二候でも「蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)」に入ります。「啓」はひらく、「蟄」は土の中で冬ごもりしていた虫(蛙や蛇)の意味です。虫だけではなく、つくしやゼンマイなどの山菜も採れ始めます。ひと雨ごとに暖かくなり、日差しも春めいてきて、さまざまな生き物が活動し始めるころです。

 かくいうわたしたちも3月の年度末が近づいてくると、書類の期日やら、転勤、人事異動などで、送別会やお疲れ様会などで忙しくなりますよね。

 古来から、日本人は季節を大切にしたり楽しんだりと、自然に合わせて暮らしていたと思います。そろそろ寒暖の差が激しくなってきており、花粉症も始まります。季節の流れに合わせた生活をして、食べ物に気を付けて養生して、心と体を整えて、元気よく過ごしていきたいですね。今日も楽しい一日を。