菜種梅雨

 午前中は強い雨が降り、明け方には雷もなっていました京都東山です。昼頃にはあがって、晴れ間もでてきましたので、天気は回復しそうです。
 
 今日は比良八講の日です。天台宗系の行者さんたちが、法水を船上から琵琶湖に撒く浄水祈願の行事です。あわせて採燈護摩も奉修される大規模な法会となっています。

 さて、ここしばらく雨が続いていましたけれども、「菜種梅雨(なたねづゆ)」という言葉を思い出しました。梅雨といいますと、6月のことなのですけれども、ちょうど菜の花が咲く季節に降る長雨なので、このように呼ばれているわけです。ただ、梅雨ほど長くなく、数日程度でおさまる感じです。「春の長雨」や「春雨(はるさめ)」ともいいますよね。ちなみに、食品の「春雨」は、透明で長いところがしとしとと降る細い雨の様子によく似ているところから名づけられたのだということです。

 雨の日が続くと気持ちも沈みがちになりますけれど、これもきれいな花を咲かせるには必要なことだと考えて、乗り越えれば桜満開の春がやってきますね。今日も楽しい一日を。