はげむ

しょうぐうさん
 どんよりとした曇り空の京都東山です。雨が降りそうな春分の日となっています。

 さて、六波羅蜜の4番目は精進(しょうじん)です。精進とは努力することですね。これは、あらためて説明するまでもないことなのかもしれません。それくらい私たちの生活の中に溶け込んでいる言葉のひとつだと思います。

 私たちは、毎日、それぞれに努力、精進しています。複雑で高度な重要な仕事ができるようになりたいとか、〇〇がもっとうまくできるようになりたいとか、理想の自分になるために自己研鑽されておられることと思いますが、その本当の目的は、人の役に立てるように、助けられるように、喜んでいただけるようにと、人のために働ける自分になることです。

 しかし、すぐにできるようにならないことも多いですし、しんどくてあきらめてしまったりすることもあるかもしれません。おそらく、きっとそれは、みんな同じことなのではないでしょうか。そこで、あきらめずに精進することが彼岸へ渡るお修行になるわけですね。

 人生は、死んでしまうまで、精進です。ダメだとかもういいやなどと思って諦めてしまってはいけないのです。今日も楽しい一日を。