カレンダーの日

 

 いいお天気の京都東山です。琵琶湖の水位が低下して普段は湖底にあって見られない光景が出現しているとか話題になっていますが、取水制限にならないかと、気になるところです。

 ところで、昨日は、「カレンダーの日」でした。1872(明治5)年に太政官布告によって、日本の暦が太陰暦から太陽暦に変更されることとなり、明治5年12月3日(旧暦)が、明治6年1月1日(新暦)になったことにちなんで制定されたとのことです。

 この改暦によって、日本も太陽暦を採用している諸外国と外交上の足並みを揃えられることになったわけですね。月を基準にした暦が「太陰暦」で、太陽を基準にした暦が「太陽暦」です。

 しかし、この重大な変更が、わずか1か月前の発表だったそうであちらこちらで大混乱だったようです。つまり明治5年12月は2日間で終わってしまうことになったわけです。特に、カレンダー業者は出来上がって出荷済みだった、暦が大量に返品されたり、寺社でも、師走の行事と新年の行事がややこしくなるなどして、たいへんだったようです。あと、役人の給料が2ヶ月分カットできたといういわゆる大人の事情もあったとかいわれていますね。元号が変わる以上に凄かったんでしょうね。今日も楽しい一日を。