お中元


 雲は多いもののおおむね晴れ空の京都東山です。朝から暑いですよ。今日は、満月にて、元三大師さまのご縁日となります。「厄除け」と「おみくじ」のお大師さまということで有名なお方ですね。

 ところで、早々にお中元を頂きました。そもそも、お中元という文化の起源は、中国の道教における年中行事に由来し、ご先祖さまにお供え物をする日だったようです。それがいつしか、親戚やお世話になった人など、身内や仲間内での贈り物へと変わっていったのだと言われています。個人の間だけでなく、会社同士のお付き合いや、取引先へのご挨拶など、企業間においてもお中元のやり取りがあったりします。

 ふいに贈り物が届くとうれしいものですよね。日頃、自分では買わないものや、なかなか口にできないものが送られてきますとなおさらです。また、反対に自分が贈る立場では、あの方には何をして差し上げると喜んでいただけるだろうか、とか、この品物はきっとお好きなはずよ、とあれこれ悩むのが楽しかったりもします。

 お中元は、一般的に7月の初めから15日頃までに届けるのが目安となっています。なにも届けなくても持参してもよいことで、お世話になった方々へ、感謝の気持ちを込めて「夏のご挨拶」をしたいものですね。今日も楽しい一日を。