お茶

 

 いいお天気の京都東山です。今日は、庚申待ちの日となります。近くの八坂庚申堂さんでは祈祷会が催されていますよ。

 そして、「夏も近~づく八十八夜~♪」ですね。お茶は遣唐使によって、仏教と共に日本に伝えられたもので、伝教大師さまも延暦24(805)年に中国浙江省天台山からお茶の種を持ち帰ってこられました。その種を蒔いて出来上がったのが、大津市坂本にある日本最古の「日吉茶園」です。最近、東京大学の研究グループが、日吉茶園の茶葉と中国浙江省天台山に現存する茶葉とのDNA鑑定を行って比較した結果、同じ種類に間違いないとの研究結果が発表され、その信憑性が高まりました。ちなみに弘法大師さまが持ち帰られたお茶の種は、奈良大和茶の起源となっています。

 また、八十八夜は、「八十八」を組み合わせると「米」という字になることや、「八十八」は末広がりで縁起がよいため、豊作祈願の行事や夏の準備を始める吉日とされているそうです。この日に摘んだ茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きするともいわれています。食事の後に日本茶を飲む習慣は今ではもうないのかもしれませんが、今日は、旬の一番茶を和菓子と一緒に楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

 そうそう、うちのお大黒は勉強して薬膳茶と称するブレンド茶を販売し始めました。こちらもよろしければお試しいただけますと幸いです。今日も楽しい一日を。

◆So-Rinの薬膳茶

https://www.oteradeyakuzen.com/