国会図書館開館記念日

 いいお天気になりました京都東山です。今日は「一粒の籾が万倍にも実り、立派な稲穂になる」という「一粒万倍日」となります。何事を始めるにも良い日とされていますが、種を丁寧に育てるように物事に取り組もうという日だと思います。

 さて、今日は「国会図書館開館記念日」だそうです。国内出版物すべてが収められている図書館で、蔵書数は約1,200万冊だそうです。すさまじい数ですね。

 最近は本を読むことが少なくなりました。読み始めて終わることには最初に何が書いてあったのか覚えていない感じです。それに、調べ物をするときは、パソコンやスマホでウィキペディアやらウェブ国語辞典やら各種ホームページの記事を読んで納得しているものの、おそらく数十秒見ただけのことで解ったと錯覚しているのでしょう、次の日には忘れてしまっています。

 お釈迦さまは、お経を書き残すことはされませんでした。ひたすらお説法をされただけです。では、聞いた人はどうしていたのかといいますと、暗記していたのです。

 現在では、図書館や本屋へ行かなくても、デジタル本をパソコン上で読めるようになっていますし、購入することもできます。昔は「積読」(つんどく=本を積んでおくこと)とかいいましたけれども、デジタルでは積むことはできません。記憶も、積読もできず、ただ本を持っているだけで安心している自分がここにいます。こんなことではだめだと、あれこれ悩んでいる時間があるのならさっさと読書しろよなと自分に言い聞かせています。今日も楽しい一日を。