お歳暮

 いいお天気の京都東山です。よく晴れています。さて、この時期御歳暮を頂戴いたします。ありがたいことです。お歳暮は、日頃お世話になっている方に、1年の感謝を込めて贈る風習ですね。ちょっとお歳暮について調べてみました。

 もともと日本には、お正月にご先祖さまをお迎えする「御霊祭」という風習があったそうです。そのお供え物として、分家の人が本家へお神酒のおつまみになるような塩鮭やするめ、数の子、干物などを年末に届けたそうです。これが中国の行事と結びついて「お歳暮」のルーツになったと言われているようです。「歳暮」はもともと年の暮れという意味の言葉ですが、次第に年末の贈り物の呼び名として使われるようになり、定着したとのことです。地域によって多少決まりがあるようですが、お歳暮を贈る時期は12月上旬から12月25日頃までに、先方に届くようにします。

 こんな記事もありました。お歳暮についてのアンケート調査で、お歳暮でもらって正直困った品物の1位は「お酒」、続いて「油・調味料」「フルーツ」だったそうです。理由としては、お酒は「家族全員がお酒を飲まないから」、「油・調味料」は「家にストックがある」「たくさんあると使いきれないから」なのだそうです。フルーツはよさそうなものですが、「日持ちせず痛んでしまうのが早い」「複数のところから頂いて食べきれない」のだそうです。

 一方、もらってうれしかった品物は「肉・肉加工品」「お菓子」「ジュース・コーヒー・紅茶・お茶」とのことです。肉・肉加工品の理由としては、「高級な肉・肉加工品は普段食べられないから」で、それに、「消費期限が長い」「クリスマスのオードブル・お正月のおせちに入れられる」などといった実用性が高いことも理由だったようです。お菓子は「シェアしやすい」「お茶のお供として日常で楽しめる」、ジュース・コーヒー・紅茶・お茶は「必需品なのでうれしい」ということです。

 いずれにしても、お歳暮に最も求められることは「実用性」「好みであること」で、「高価であること」や「礼節が守られていること」はあまり重視されていないそうですよ。

 相手のことをよく理解して、喜ばれる品物を選ぶのがよろしいようですね。今日も楽しい一日を。