不成就日

 どんよりとした曇り空の京都東山です。さて、暦を見ますと今日は「不成就日」となっています。Wikipediaによりますと、【不成就日(ふじょうじゅび、ふじょうじゅにち)とは、選日の一つ。何事も成就しない日とされ、結婚・開店・子供の命名・移転・契約・芸事始め・願い事など、事を起こすことが凶とされる。市販の暦では他にも色々なことが凶となっていて、結局は全ての事が凶ということになる。】と書いてあります。

 よく聞かれることは、大安や一粒万倍日などいわゆる吉日と「不成就日」とが重なっている場合はどうしたらよいのかということです。

 あくまでも私見ですが、まず、不成就日の過ごし方としては、気にせずに普段とは違うことをせず、日々のルーティンを失敗なくこなすということです。ゆっくりとする日にして、毎日の生活を反省したり、今後の計画を練る日にするのもいいと思います。

 それで、吉日と何事も良くないとされる不成就日が重なった場合は、どうするのかなのですが、これらは占いのようなことですので、どの占い方を信じるかによると思います。一粒万倍日は、二十四節気を基準に決められていますし、大安は六曜の考え方です。他にも、二十八宿や十二直など暦にはいろいろと吉凶日が書かれてあります。その他、易に四柱推命に、朝のワイドショーでは星座占いなどもありますよね。さぁて、どれを信じましょうか。

 例えば、六曜を信じるのであれば、不成就日は関係なく、仏滅がよくない日になりますね。人によっては、あれこれと調べて自分に都合の良い内容を見つけて信じるという方もおられるかもしれません。となると、毎日吉日になりますね!ちなみに私は、満月、二十八宿、縁日、おみくじを信じています。

 どうしても、不成就日、仏滅という日が気になる方は、迷信だと思って暦を見ないようにして暮らすのがよいのではないでしょうか。それでも迷信とわかっていても 「こんな日ぐらいは良い日を選びたい」というのであれば、不成就日を避けたり吉日と重ならない日にするのがよいように思われます。占いに縛られて何もできないなどということになりませんように。今日も楽しい一日を。