今朝はおおむね晴れ空の京都東山です。昨日は雨がよく降りましたよ。さて今日は、一粒の種が万倍にも実るという「一粒万倍日」ですから、何かを始めるのによい日といわれています。それと、「全国旅行支援制度」が始まる日でもありますね。みなさまは、これを利用してどこかへ旅行に行かれますでしょうか?私どもは寺の留守番が必要ですから、なかなか夫婦揃って出かけることはできないのですよね。

 ところで、東山トレイルコースを歩いていますと、栗の木を見つけることができます。ゆえに毎年、栗拾いをしています。他にも来られているようで、早い者勝ちといいますか、タイミングがものを言います。ほとんど落ちていないときもしばしばあるのですよね。

 みなさまはどのようにして栗を召し上がりますか。我が家では「茹で栗」です。茹でて半分に切り、スプーンですくって食べる方法です。皮を剥がさずに茹でるだけで簡単に食べられるので、家での食べ方としてはこれが最高なのではないでしょうか。

 ただし、ちょっと工夫をするとさらに美味しく食べられます。それは、拾ってからすぐに食べるのではなくて、0度前後のチルド室などで保存することです。そうしますと、甘さが増します。3日間で糖度は2倍に増え、30日間寝かせると約4倍になるそうですよ。私は、1か月も待てないので1週間くらいで食べますけれど、好みの甘さを確かめるには最高1か月かけて味見することになりますね。

 また、家内は手間をかけて、栗ごはんにもしてくれます。ありがたいことです。ちなみに、京都では四条通りの新京極と寺町通の間にある林万昌堂さんの甘栗が有名で、これはこれでとても美味しいですよ。

 茹で栗や栗ごはんのほかにも、渋皮煮、栗きんとん、栗蒸しようかん、栗まんじゅう、モンブランにあれやこれやと、いろいろな栗の食べ方がありますけれども、自然からの恵みのおいしさと幸せとを直接味わえる「茹で栗」を私はイチオシします。いいですよ。今日も楽しい一日を。