収入審

しょうぐうさん

 曇り空の京都東山です。朝晩は少しずつ涼しくなり、夜は虫の声が聞こえますね。「あ~きの夜長を鳴き通す~ああおもしろい虫のこえ~♪」という唱歌を思い出しますね。季節の変わり目にて、体調管理にはお気を付けください。

 さて、天台宗では寺院教会収入額の申告とともに、寺院教会収入額教区審議会が開催されています。われわれ天台各寺院が集まって、天台宗という教団となっていますが、その運営費は各寺院からのいわゆる「宗費」で賄われています。これは春と秋の2回に分けて天台宗務庁へ納められますが、その金額は各寺院の収入額によって決定されるのです。4年ごとに見直しがあり、令和6年度から新しい金額となるため、現在作業が進められています。

 宗費には寺から納める金額とは別に、僧侶個人から僧階毎に決まった金額も納めることになっています。その他臨時に課金されることもあります。最近では根本中堂の修理費とかお座主さまのご葬儀代などがありました。例えますといわゆる税金にあたるもので、確定申告する期間となっているわけですよ。今日も楽しい一日を。