七月盆

 曇り空の京都東山です。今日は東京など7月にお盆行事をされる地域では「迎え盆」となりますね。地域により諸説ありますが、7月7日の七夕は「棚幡(たなばた)」ともいい「棚」は「精霊棚、施餓鬼棚」を表し「幡」は、「五色幡」を指します。

 昔は「七夕盆」にご先祖さまをお迎えする精霊棚を設置して、お盆の準備をし、13日にお迎えし、15日に盂蘭盆法要、16日に送り盆にてお見送りです。その後、24日の地蔵盆、28日の大日盆までが一連のお盆の期間とされていたようです。特に、人が亡くなって四十九日法要の後に迎える最初のお盆を「初盆」とか「新盆」と呼び、篤く供養します。

 七夕と言えば、織姫さまと彦星さまは一年間に一度会える日です。お盆もこのように一年に一度ご先祖さまが家に帰って来られる期間です。より良い供養となりますようにお願いします。今日も楽しい一日を。