御神輿

八坂神社 神輿
 どんよりとした曇り空の京都東山です。八坂神社では御神輿が安置されました。3年ぶりに神輿渡御が実施されるようです。17日に神幸祭が行われ、八坂神社から四条寺町にある御旅所まで御神輿が渡御します。24日が還幸祭でお帰りになります。ただし、例年のように氏子地域を練らずに、四条御旅所まで直行し、帰りも真っ直ぐお戻りとのことです。

 三基の御神輿に宿る神さまは、スサノヲノミコトと、クシナダヒメノミコト、ヤハシラノミコガミです。まず、西御座神輿はスサノオノミコトの子であるヤハシラノミコガミで、屋根は八角形に鳳凰となっています。中御座神輿はスサノオノミコトで、六角形の屋根に鳳凰が設えてあります。重さは約2トンもあるそうで、およそ500人ほどの氏子さんが交代で担がれます。スサノオノミコトの妻であるクシナダヒメノミコトは東御座神輿で、屋根は四角で擬宝珠が設えてあります。夜間に境内を歩きますと黄金の御神輿が神々しく輝いて眩しく見えます。

 神輿渡御は、「ホイットーホイットー」という掛け声が掛けられ、天に向かって神輿を担ぎ上げる「差し上げ」が行われると、拍手が沸き上がるという勇壮で激しいお祭りです。17日は有名な山鉾巡行が午前中に行われますが、その日の夜に御神輿が出ますので、併せて鑑賞されてみてはいかがでしょうか。今日も楽しい一日を。