雙林寺山

 朝から雨模様の京都東山です。いよいよ特別公開も今日を含めて3日間となりました。さて、京都盆地の東部に存在する山々、比叡山から稲荷山まで南北およそ12キロにおよぶ36の山々の総称を「東山三十六峰」と呼ぶことをご存じでしょうか。そのおだやかな形状を「ふとん着て寝たる姿や東山」という句が言い得ていますよね。阿弥陀如来が横たわっているお姿だとも聞いたことがあります。

 北から順に各々の山の名称は次のとおりです。比叡山・御生山・赤山・修学院山・葉山・一乗寺山・茶山・瓜生山・北白川山・月待山・如意ヶ嶽・吉田山・紫雲山・善気山・椿ヶ峰・若王子山・南禅寺山・大日山・神明山・粟田山・華頂山・円山・長楽寺山・雙林寺山・東大谷山・高台寺山・霊鷲山・鳥辺山・清水山・清閑寺山・阿弥陀ヶ峰・今熊野山・泉山・恵日山・光明峰・稲荷山。(京都観光Naviより)

 実はこの中に雙林寺山があるのです。山と言うほどの標高はないように思われますが、京都市内から見ると東山の裾野の低い山に見えたのでしょうか。それに雙林寺山の山頂もどこになるかわからないですね。

 東山三十六峰は、東山トレイルコースとしてハイキングで歩くこともできます。昨今のコロナ対応で密を避けて歩いておられる方が増えている様にも思えます。雙林寺へ参拝の後は、なだらかな山道を歩いて、自然を楽しんだり、東山山頂公園から京都市内一望を楽しまれたりされるのもよいかもしれませんよ。今日も楽しい一日を。