遺言の日

 雨上がりにて曇り空の京都東山です。今日は「遺言の日」だそうです。近畿弁護士会連合会によって制定され、2007(平成19)年からは、日本弁護士連合会が主催して全国で行われるようになりました。遺言や相続について考えてもらうため、各地の弁護士会で弁護士による無料法律相談が開催されている、とのことです。四(よい)一(い)五(ご)で「よいいごん」(よい遺言)の語呂合せですが、もともとは「死(4)以後(15)のことを考えるよい(41)子(5)は、遺(41)言(5)の日」だったところ、イメージが悪いので前半部分がカットされたのだとか。「4月15日」は、桜の咲いている時期で、遺言に対する暗いイメージを明るいイメージに変えられ、確定申告が終わって、自分の財産を把握することができ、これからの余生をどんな人と関わって生きていくのかということを遺言書の作成を通じて考えるにふさわしい日なのだそうです。遺言書の作成を通じて人生を考えると言われるとそうなのかもしれませんね。

 私は詳しい遺言制度は知らないですが、昨今スマートフォンの普及で、簡単に動画撮影をすることが出来るようになりました。これからは、動画に遺言を残すのが主流になるように思います。本人が話しているのだから、筆跡がどうだとか、はんこの印影がどうだとか、後々トラブルの発生もなくなるのではないでしょうか。

 デジタルデータにして何でもSDカードなどに残す時代になりました。お位牌の裏側にSDカードを収納して、保存ができるようになりませんかね。そうしますと、例えば100年後に再生できるじゃないですか。「我が子孫へ」などと言葉を残すのはいかがでしょうか。話している人のことはたぶん誰も知らないですけれど、確かにご先祖さまとして存在しておられた方から、ありがたいお話を拝聴できる法事になるのではないかと思うのですよね。早速、録画してみますか。今日も楽しい一日を。