寺務ソフト

寺院向けソフト「沙羅」
 いいお天気の京都東山です。さて、住職になると法要の他にもいろいろな寺務仕事があります。職員さんをお願いするほどの仕事量はありませんので、全て一人でこなしています。しかし、出納帳はもちろんですけど、源泉徴収、社会保険、税務などなど、役所への申告や届け出と多岐にわたります。むかし、会社勤めをしていたときは、人事労務関係の事務仕事もしていたので、このことがよい経験になっています。ちなみに、会社では「事務」ですが、寺では「寺務」といいますね。やっていることは同じなのですけれど。

 そこで、寺務の効率化を図るべく、寺務ソフトなるものがあります。多種類あるので、どれが使いやすいのかは、よくわからずで、商品の説明案内を熟読して、予算と折り合いをつけて決めるしかありません。それで、雙林寺は「沙羅」を導入することにしました。このソフトは、予め宗派別の設定がされて、販売されています。どんなことができるかといいますと、いろいろあるのですが、大きく分けると・・・

  • 故人の法名やご命日の管理(過去帳)
  • 檀家さん宅別の年忌法要の管理など(家別過去帳・現在帳)
  • 各種書類の作成機能(筆まめと連携した宛名書き)
  • 出納帳

 案内状の書式も自由に作成できますし、「檀家」とか「信者」とかのように種別登録をすると、案内状を送付する時に抽出できて便利です。

 他にもたくさん機能がありますし、自由に設定できる項目もあって、これ一つで檀家さんや信者さん、寺と関係のある方との付き合いの記録ができます。ただ、自由度が高いので、基本的なパソコンの使い方を知っている方が、より機能的に使えるような気がします。

 サポートも親切で、メールでのやりとりだけでなく、電話もかかってきます。他のソフトウェアとの比較をしていないので、このソフトがいいのか悪いのかわかりませんけれど、今のところ良好に使用しています。今日も楽しい一日を。


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