やがては辿る道

 

ともしび
 青空の京都東山です。私と言えば、雙林寺寺報作成で行き詰ってます。さて、天台宗務庁出版室発行の「ともしび147号」が届きましたので、一部転載します。

【他人と話しているとき、同世代の人だけに分かる言葉とか表現、あるいは事件や人物名に出会うことがあります。そんなとき、「やぁ、懐かしいな!君も知っているのか!」と、にわかに仲間意識のようなものが湧き起こるものです。酒席などで気分が盛り上がっている場合など、そのことにより、一層、場が賑やかになること必定です。これが世代というものでしょうか。

 もはや今では見ることもほとんどありませんが、軍歌を共々に歌ったり、旧制高校の寮歌を声高らかに歌う時代がかつてありました。その高歌放吟する人たちより若い世代は、「よくあんなに盛り上がれるものだね。よくやるよ」と、醒めた目で見ていたものです。こうして世代対立の芽というものが生じてくるのでしょうか。

 ある世代が時を経て、自分たちの若かりし頃の歌や話題に盛り上がる老壮年となった時、その光景を見て、その時の若者たちも、冷ややかな眼差しを向けることでしょう。世代による区分というものは、これは仕方のないことですが、必要なのはその世代に対する理解でしょうか。

「子供泣かすな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの」という言葉。があるように、人は同じ道を必ず歩く存在ですから。】

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