護摩木

 いいお天気の京都東山です。今日は、ポッキー&プリッツの日だそうです。江崎グリコ株式会社が同社の製品「ポッキー」や「プリッツ」を4本並べると「1111」に見えるところから、1999年(平成11)年に制定されました。これはいつもの語呂合わせではないですね。

 護摩添木で真似てみましたが、いかがでしょうか。添木には、願主の願意、名前が書けるように平たく作られています。そもそも護摩木は、長短ありまして、木を切り倒して護摩木の長さで輪切りにして、斧や鉈を使用して1本ずつ作成します。比叡山での修行中は護摩木製作の時間もあって、鉈で指を落とさないように慎重に作ったものです。ですが、雙林寺は製材所に依頼して仕入れています。

 長さが1尺で親指よりも少し太いものを「積木(しゃくぼく)」といいます。それに対して短い護摩木は「乳木(にゅうぼく)」といいまして、長さ5寸で、小指より少し細い太さに作ります。これは、両方のお乳の間の長さにほぼ等しいことからだとか。

 お寺によっては護摩を修しておられないところもありますが、護摩添木が置いてあるとこでは、ぜひ願意とお名前を記して奉納しておまいりしましょう。今日も楽しい一日を。