トイレの日

 

トイレの仏さま
 いいお天気ですが少し寒い京都東山です。さて、今日は「トイレの日」です。11(いい)10(トイレ)という語呂合わせで、1986(昭和61)年11月10日、日本トイレ協会によって制定されました。

 人が一生の間に使用するトイレの回数は約20万回なのだそうです。それほどトイレは大切な施設で、最近では快適に心地よくいられる空間に変わりつつあります。日本のトイレは、とても清潔で、便器にはウォシュレット機能が備わっていたりして、外国人も驚くほどだといいます。

 しかし、昔は汲み取り式で、病気の発生源なところでもあったようです。そこで、不浄を取り除き浄化させる仏さまとして、烏枢沙摩明王さまをお祀りすることでキレイにトイレを使い、汚したら掃除をして、清潔に保ったようです。今では一般家庭でお祀りされることはほとんどなくなりましたが、寺院では祀られているところがあります。雙林寺のトイレにもお祀りしています。トイレを使用されるときは、ぜひ仏さまを観想して、用を足していただきたいと思います。 おんくろだなうんじゃく 今日も楽しい一日を。