きび餅

 

 今日もたいへん暑くセミの大合唱がうるさい京都東山です。さて、きび餅を頂きました。これは和菓子屋さんのものですので、餅というよりも、お餅っぽいニッキ風味のお菓子です。実はきび餅、京都府の郷土菓子のひとつなのでした。農林水産省のページに紹介されていました。

【京都府は北部に丹後山地、中央部に丹波山地と1000m弱の低山地帯を擁し、中丹地域から南丹地域の大部分が山地となっている。丹波山地からは桂川をはじめとする大小の河川が山の間を縫うように流れ、里山が点在する。平地が少ない山間部では米や麦が十分に収穫できないため、きびやあわといった雑穀や、とちの実などを使った餅がつくられた。米が満足につくれない時代は主食代わりに食べられていたという。京都府以外でも、雑穀を使った餅は全国各所で食べられている。

 かつてはいたるところで雑穀が栽培されていたが、米が品種改良されて栽培しやすくなってから、逆に雑穀が希少になっている。しかし、近年、その栄養価の高さから健康食として注目されることが多くなっている。】とのことです。

 ところで、烏丸鞍馬口東入ルにある幸楽屋さんといえばこの時期、「金魚鉢」という涼しげで可愛らしい和菓子が人気です。食べるのが勿体無いかも。機会があれば是非、お求めください。今日も楽しい一日を。