延暦寺会館は宿坊ですが、ちょっとしたホテルで、東塔エリアの延暦寺寺務所を通り過ぎ、坂を下った大書院の隣にあります。大広間では座禅会、写経、講座など催し物が開催されたり、それこそ御修法の時には高僧方がお泊りになられます。もちろん、一般の方々もご利用可能です。
部屋や大浴場からは琵琶湖の絶景が望めます。琵琶湖の景色は、日没から夜景、そして日の出と、刻々と変わります。季節やタイミングによっては、雲海が拝める時もあるそうです。また、山側の客室では、杉木立に囲まれた境内の新録や紅葉など、四季折々の自然が満喫できます。ここでの食事は精進料理です。工夫を凝らしてありますので、ぜひご賞味ください。最近ではご注文時に干支を伝えて、 守り本尊の梵字を入れてもらえる「梵字ラテ」に「梵字テラミス」が好評だそうです。やはり、ティラミスじゃなく、お寺だけに「テラミス」なのですね！
さらに、ここに宿泊しますと、根本中堂で午前７時から始まる朝のお勤めに参加することができます。６時に館内放送で有無を言わさず起こしてもらえます。朝の張りつめた感じの比叡山の空気は心地よく、お坊さんの読経が根本中堂内に響きわたり気持ちが厳しくひきしまります。新型コロナウィルスが落ち着きましたら、今ですと修復中の根本中堂もご覧いただけますので、是非、比叡山へお参りください。今日も楽しい一日を。
■Instagramの延暦寺会館フォローはこちらから↓↓
https://www.instagram.com/enryakuji_kaikan/
