焼香のお作法

 今日はお薬師さんのご縁日にて、これから護摩を修行してきます。

 さて、今日は焼香について書こうと思います。早速、作法集を調べましたところ、香盒(こうごう=焼香の容器)を正面に置き、右手親指と人差し指でお香を摘まみ、静かに香炉に投じ、合掌して恭しく一礼するくらいのことしか書いてありませんでした。したがって、作法としては、それくらいのことなのだろうと思います。

 とは言え、焼香は、仏教作法の中でもほぼどんな時にでも行われ、どなたでも簡単に行える大切な作法です。塗香はお香を塗って身を浄めることですが、焼香はお香を燃やして仏前の邪気を払い浄め、且つ自身の心の邪気も消し去り浄めることです。

 よくお焼香は何回するのですかと質問されますが、特に回数に決まりはなく、香りと煙が大切ですよとお答えします。回数的には1回から3回くらいでしょうか。ご住職によっては何回とお決めになるところもありますから、それに従えばよろしいと思いますし、ご家庭ではモクモクと煙を上げればよいと思います。葬式など大勢の参列者がおられる場合は、1回で済ませることが無難ですね。

 焼香は、回数よりも「このお香のよい香りと煙が雲のように棚引いてあらゆる世界に遍満しますように、そして尊霊に供養して差し上げよう」と観想することが大切です。

 しかし、焼香をする一回毎にお香を頂戴して頭の上まで持ち上げて、それから始めて投ずる方をお見掛けしますが、最初の人がそうすると前に倣えでみなさんそうしますが、一見極めて丁寧で良い様に思われるのですが、確かに仏さまに捧げるので、多少手は上げ気味に、頭も下がるところではありますが、そこまで故意に高らかにお香を上げる必要はなく、合掌して一礼にてお祈りすればそれでいいと思いますよ。

願此香華雲 遍満十方界 一一諸仏土 無量香荘厳 具足菩薩道 成就如来香

今日も楽しい一日を。