お墓参り

 去るもの、来るもの。ほどけるもの、結ばれるもの。見えないもの、見えるもの。無数の縁(えにし)の中で、無数の縁があって、わたしたちは誰もが今を生きています。

 去ってしまった大切な人、両親、先祖とのご縁はその中でもかけがえのないものです。仏教では自分自身と縁起の道理を深く考え、仏縁を自覚することを説きます。

 入滅されたお釈迦さまのお骨(舎利)がインド各地に仏塔としてまつられ、そこに多くの人が集うように、先祖が眠るお墓は、子孫をはじめ縁のある人々が集う大切な場所です。季節の節目である春と秋のお彼岸には、お寺やお墓に足を運び、先祖の供養とともに、今ここに生きている自分の深く広い縁にも心を運んで次の季節を迎えましょう。

 お墓の前で先祖を偲び、自分と向き合う時間を作るお彼岸の慣習を家族と一緒に実行したいものです。「天台宗【シリーズ年中行事】④お彼岸のしおり」より 今日も楽しい一日を。