おみくじのいただき方

今日は立春ですね。「立春大吉」と書かれた御札を玄関などに貼り厄除け祈願をする日です。また、元三大師さまのご縁日でもあります。疫病退散の角大師として有名ですが、おみくじの開祖とも言われています。

現在、おみくじには様々な種類があり、凶がないものもあるそうです。また運試し的な要素が多分にあり、吉はアタリで凶はハズレだと思わている方も少なくありません。しかし、本来はそういうことではなく、自分で判断できないことを仏さまにお伺し、おみくじに書かれた仏さまのお言葉によって、方針を定め、心を落ち着かせたり不安を解消する方法なので、決して運試しなどではないのです。おみくじを信じない方、二度、三度と頂く方には効果はありません。また、おみくじには「凶」があります。「凶」は調子が悪い状態ですが、今しばらく辛抱すれば、近い将来は良い方向に向かうことを示しています。

おみくじのいただき方としましては、1、まず正座など姿勢を正して合掌し、心を落ち着かせて精神統一をします。2、「南無観世音菩薩」と三度唱えます。3、「南無元三慈恵大師常住金剛」と三度唱えます。4、仏さまにお伺いすることを唱えます。5、「おみくじ箱」を手に取り、仏さまにお伺いする気持ちで、「適正なご判断をいただけますように」と祈りながら箱を振り、「おみくじ棒」を出し番号を確認します。6、合掌して「お指図ありがとうございました」と唱えます。7、授与所にて番号を知らせて、おみくじを受け取ります。

ちなみに比叡山元三大師堂では、お坊さんがあなたに代わって読経し、おみくじをいただき、解説をしながら伺い事についてもアドバイスしてくださいます。あとは、お指図通り行動あるのみです。要は信じて従うべし。

今日も楽しい一日を。