御修法

 昨夜福島県沖で発生した大地震において、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

さて、比叡山延暦寺では毎年4月4日より11日までの7日間21箇座にわたり最重要法儀「御修法大法」が修法されます。この大法は天台密教最高の秘法で、804年に伝教大師さまが弟子の円澄に五仏頂法を修めさせたことが起こりとされています。熾盛光法、七仏薬師法、普賢延命法、鎮将夜叉法の四法があり、毎年順次奉修されます。ちなみに今年は、普賢延命法です。

天皇陛下の御衣を根本中堂の内道場に奉安し、天台座主を大導師に、五箇室門跡のご門主など天台宗内より選抜された17人の高僧によって厳修されます。特に熾盛光法では「天変地異や疫病の鎮静・息災」「日本国の安泰と国民の繁栄」「皇室の安寧と外敵の侵略を防ぐ」が祈願されます。熾盛光如来は、雙林寺のお隣の天台寺院である青蓮院のご本尊でお参りすることができます(秘仏、曼荼羅です)

近年は、全国的に地震、台風、大雨と天災が多く発生していますので、お寺にお参りの際には「天変地異や疫病の鎮静・息災」をお祈りください。そして、いわゆる防災グッズを常備されますことをお願いします。意外と忘れがちなのは、「靴」ですので、防災袋の中に靴を入れておきましょう。ぼろん ぼろん ぼろん 

今日も楽しい一日を。