お百度参り

 建国記念の日、緊急事態宣言の解除もならず、東山界隈は今日もひっそりとしています。

 ところで、お百度参りをされる方は今もおられるのかわかりませんが、時代劇などでよく見かける参拝方法ですね。ウィキペディアによりますと、お百度参りの方法は、社寺の入口から拝殿・本堂まで行って参拝し、また社寺の入口まで戻るということを百度繰り返す。俗にこれを「お百度を踏む」という。社寺の入口近くに、その目標となる「百度石」という石柱が立てられていることがある。回数を間違えないように、小石やこより、竹串などを百個用意しておいて参拝のたびに拝殿・本堂に1個ずつ置いたり、百度石に備えつけられているそろばん状のもので数を数えたりする。百度参りは人に見られないように行うとか、裸足で行った方がより効果があるなどとも言われる、、、と記載されています。

 雙林寺の本堂前がちょうど石畳で適当な距離があるので、百度参りには都合がよいのではないかと思っています。迷惑駐車されないようにポールを立てていますが、それこそ百度石の代わりになりそうです。寺周辺の夜中は、人通りはないので、丑三つ時に裸足で人知れずお百度を踏めるのではないかと思います。

 その際、数の数え方としては、硬貨を100枚用意して、賽銭箱に布施する方法がいいと思います。1円玉だと100円ですし、500円玉だと5万円です。祈願内容の重要度に合わせて、どの種類の硬貨にするのか選べばよいでしょう。

 ちなみに、私の知る限り過去50年くらいにおいて、雙林寺で百度参りをされた方はおられないように思いますが、いわゆる祈祷寺、祈りの寺ですので、京都へお越しの際は、お百度でなくてもお参りいただけたらと思います。

南無薬師如来 南無大聖歓喜天 今日も楽しい一日を。