命日

しょうぐうさん
 青空が広がる快晴の京都東山です。台風の影響なのか、時折、多少風が強く吹いています。

 ところで、どなたかが亡くなった日を「命日」といいますが、他にも何とか命日という日があって、稀に質問されることがありますから、ちょっと、まとめたいと思います。

  • 命日…その人が亡くなった没年月日のこと。
  • 祥月命日(しょうつきめいにち)…毎年の故人の亡くなった月日と同じ日のこと。つまり、毎年1回巡ってきます。
  • 月命日…亡くなった同じ日にちのことです。毎月巡ってきます。

 具体的に例えますと、2025年1月1日に亡くなった方の場合ですと、命日は「2025年1月1日」、祥月命日は「毎年の1月1日」、月命日は「毎月の1日」となります。

 このほかにも、何回目の祥月命日なのかを「年回忌」と呼びます。大体、三と七の数字がつく節目には親族らが集まって法要を営みます。その人が亡くなって、1年目の「一周忌」、2年目の「三回忌」、7年目の「七回忌」とかいうそれのことです。

 このように、昔から、命日を基本にした日にちを大切にして、毎月命日には、お坊さんを招いて仏壇の前で読経してもらったり、人が集まって回忌法要を営んだり、墓参りをしたりと、故人の供養をします。亡くなったからといって、それで終わって忘れてしまうのではなく、ご先祖さま、亡くなった方と一緒にいるかのように、暮らしたいものですね。今日も楽しい一日を。