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京都十二薬師霊場会 |
そして、 「ハンコの日」だそうです。語呂合わせで「ハ(8)ンコ(5)」と読めることから、甲府市の印判商社が制定したとのことです。
お寺の“ハンコ”といえば、やはり朱印ですよね。もともとは写経を納めた証として授与されていたものが、今では「参拝の証」として老若男女問わず広く親しまれています。最近では、外国人観光客も「ゴシュイン、オネガイシマース」と訪れて来られるのですが、朱印帳ではなく普通のノートを差し出すこともあったりします。さすがに、墨と筆では書けませんので、そんな時は筆ペンで対応するなどして、柔軟に対応するようにしています。朱印はサインじゃないのですよ。
いつしか朱印帳を見返すと、旅や参拝したときの記憶がふと蘇ります。「あのお寺では何を感じたのか」とか「誰と訪れたのか」など、その一冊は、仏さまとのご縁の記録であり、心の地図にもなっているはずです。また一説には、朱印帳を棺に入れて旅立つと、あの世への道標になるともいわれています。今日という日に、改めて朱印の意味を思い返して、仏さまとのご縁を大切にしたいですね。今日も楽しい一日を。