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下駄 |
ところで、今日は下駄の日だそうです。「7」は下駄の寸法を表わすのに「七寸七分」というように、7がよく使われることと、22は下駄の足跡が「二二」に見えることから、全国木製はきもの業組合連合会によって制定された、ということです。比叡山での修行中は常に下駄を履いていました。道場の周辺は舗装されていないので、石がゴロゴロしていますから、歩きにくかったことを覚えています。
僧侶の衣装にも欠かせない下駄ですが、よく似た履物に雪駄、草履、わらじがありますね。法要の時には、草鞋(そうかい)や鼻高(びこう)なんかがあります。
草鞋は、金襴の裂地を張った木の履(くつ=くるぶしをおおわない履物のこと)で、袍裳、鈍色等の装束を着用する時に履きます。鼻高は草鞋と同じ型をしていますが、黒漆塗のものです。法華大会広学豎義のときに、豎者が真っ暗な堂内へ入堂直後、「実名(じつみょう)」と名前を問われ、鼻高が放り込まれるあれです。
昨今、下駄を履くことが健康につながるということが言われています。下駄を素足で履くと、自然と足をきれいにすることになり、風通しも良くて、水虫になりにくくなります。さらに、鼻緒を挟む指の運動、足の裏が直接木の台に触れることで足の裏のツボが刺激されるなど、血液の循環を末梢から促進し、足の筋肉の使用と相まって脳の働きが良くなるそうですよ。
さて、下駄と云えば・・・?ゲゲゲの鬼太郎、かまやつひろしの歌、他に思いつくことはなんでしょうか?今日も楽しい一日を。