曇り空の京都東山です。今日、京都では、祇園祭、時代祭と並ぶ京都三大祭のひとつである「葵祭」が開催されています。
今からおよそ1500年前に始まったとされる葵祭は、賀茂御祖(かもみおや)と賀茂別雷(かもいかづち)の例祭が由緒となっているそうです。
元々京都の豪族であった賀茂家が平安時代に疫病退散の祈願のために始まった祭礼で、「御所車」と称する葵のつる草で飾った牛車に、十二単をお召しになり、頭には冠を着けた「斎王」がお乗りになり、京都御所から下鴨神社へ、そして上賀茂神社へと、およそ8キロにわたる新緑の都大路を、総勢500名を超える平安絵巻さながらの優雅な行列が練り歩きます。
冠に牛車、双葉葵の葉やつるで飾った御簾、祭服も色鮮やかな宮廷文化の行列です。日本の伝統と華麗な王朝文化を彷彿とさせる感動的な行列ですので、是非一度、ご覧になってください。今日も楽しい一日を。